2-エチルヘキサン酸製造設備を増強へ

協和発酵ケミカル(株)
2-エチルヘキサン酸(合成脂肪酸)製造設備を増強へ
‐ 世界規模の40,000トンの製造体制へ ‐

協和発酵ケミカル(社長、張 將司)は、今後の需要の伸びが予測されることから、合成脂肪酸である2-エチルヘキサン酸(商品名:オクチル酸)の生産能力を現在30,000トンから、2006年の4月を目処に40,000トンの製造体制に増強することを決定致しました。

今回の増産は、現行の四日市工場の製造能力を10,000トン増強するものです。その結果、本年千葉工場で12,000トンに製造能力を増強したイソノナン酸と合わせることにより、世界規模の合成脂肪酸の生産能力を持つことになります。

2-エチルヘキサン酸は、新冷媒対応の空調機器向け冷凍機油の原料をはじめ、特殊可塑剤、安定剤、樹脂原料など特殊機能性素材の原料として幅広く、多くの国々で使用されています。今後、特にアジアを中心とした需要の伸びが大いに期待されています

この度の設備増強により、特にアジアマーケットを中心に高品質な製品の安定供給を可能にする体制を整備し、千葉工場で生産しているイソノナン酸と併せて、世界基準での合成脂肪酸のリーディングカンパニーを目指していきます。

【協和発酵ケミカル(株)の会社概要】

本社
東京都中央区日本橋室町3-2-15 日本橋室町センタービル
TEL
03-3510-3550
資本金
53億円 (協和発酵工業(株)が発行済株式を100%所有)
代表者
代表取締役社長 張 將司
売上高
780億円 (平成17年3月期)

※平成16年4月に協和発酵工業(株)の化学品事業部門を会社分割し、化学品製造子会社である協和油化(株)が継承して、社名変更いたしました。