事業・製品

電子材料

電子材料市場ニーズに対する取り組み

当社の高純度化技術(蒸留技術)と品質管理ノウハウを融合させ、日々進歩する電子材料分野の市場ニーズに応えています。

電子材料、洗浄剤等の工業用途
PM-P
PMA-P

半導体および液晶パネル製造工程で使用

製品のご紹介(電子材料)

分野 液晶・半導体
主な製品
特徴 液晶ディスプレイやCPU・メモリー等の半導体の製造プロセスには、非常に高純度の溶剤が必要とされています。この分野には、当社が長年培ってきた高い品質管理ノウハウを駆使して、金属含有量の極めて少ない溶剤を提供しています。

用語解説

蒸留とは?

蒸留とは、混合物を蒸発・凝縮することで、沸点の異なる成分を分離する方法を指します。また、沸点とは、液体が気体に変化する際の温度を表し、各化合物には固有の沸点が存在します(たとえば、エタノールの沸点は78℃、プロパノールの沸点は97℃)。そのため、エタノールとプロパノールの混合液を加熱していくと、混合液の温度が78℃に達した時点でエタノールが気体となって混合液中から抜けていき、結果としてプロパノールとエタノールを分離することができます。なお、気体となった化合物を沸点以下の温度に冷却すると、化合物は気体から液体に戻ります。この液体を回収すると、対象となる化合物を高純度で取得することができます。

*エタノールとプロパノールは、どちらもアルコールという化合物に分類される無色透明な液体です。

高純度の溶剤とは?

半導体製造プロセスに悪影響を与える金属分や微細なゴミを極力取り除いた、純度の高い溶剤を指します。

品質管理ノウハウ

高純度溶剤の品質を管理するための分析機器として、当社ではICP-MSや原子吸光分析装置を導入しております。
これらの機器を活用し、製造から出荷までの品質を細かく管理する仕組みを構築しております。