環境問題

微生物がつくる環境にやさしいバイオプラスチック!

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化石燃料の代替・気候変動への対策を具体化

気候変動への対策は世界的な課題です。地球の平均気温は年々上昇しており、地球温暖化によって海水面の上昇や極端な気象災害の発生増加等の問題が引き起こされることが示されています。

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現在生じている急峻な気候変動は、二酸化炭素やメタンガス、亜酸化窒素やフロン類などの温室効果ガスが人為的な影響で増加していることが主な原因と考えられています。温室効果ガスには、地球から宇宙空間へ逃げていく赤外線を熱として吸収し、地球を再びあたためる効果(温室効果)があります。

現在、地球温暖化を抑える取り組みとして、温室効果ガスの排出削減が世界的に取り組まれています。石油等の化石燃料は、化学品の素材や自動車等の燃料として幅広く使用された後、最終的に二酸化炭素に変換されます。産業革命以後、化石燃料の利用によって大気中の温室効果ガス濃度は上昇しており、温室効果が過剰に高まっています。そのため、地球温暖化を抑えるために化石燃料からの転換は重要な課題となり、素材産業においては石油化学製品の代替となる素材の開発が強く求められています。

当社のソリューション技術

当社開発品のバイオプラスチックは、植物由来の天然物質を原料として使用しています。植物は光合成で大気中の二酸化炭素を吸収して成長するため、バイオプラスチックが廃棄後に二酸化炭素として排出されたとしても、大気中の二酸化炭素の総量は増加せず、二酸化炭素の排出削減に寄与することが期待されます。

炭素循環の仕組み

また、当社のバイオプラスチックは植物由来の天然物質を原料として微生物の発酵プロセスにより生産されます。常温・常圧で省エネルギーの発酵プロセスとなるので、環境にやさしい生産方法です。

当社のバイオプラスチックは、バイオ由来の特徴だけでなく、実際の使用性にも優れています。熱可塑性樹脂であり加工がしやすいことから、ボトルや包装材などの様々な形状に加工してご使用することが期待されます。

※バイオプラスチック…バイオマスを原料として生産されたプラスチック

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