サステナビリティ

取締役会の実効性評価

取締役会は、年に1度、取締役会の実効性を評価し、その結果について取締役全員で議論を行い、改善に向けた具体策を検討し、これを実行することで取締役会の機能を高める取組みを継続的に行っています。

2022年取締役会実効性評価における課題点と2023年の取組み

2022年の実効性評価で抽出された課題点 2023年の取組み実績
課題① 一定規模以上の投資案件に関するモニタリングの強化
  • 重要な投資案件を抽出し、関連資料をまとめた一覧表を作成し、適宜更新するなど、モニタリングの仕組みを構築
  • 重要な投資案件は、取締役会等で進捗を報告する
課題② サステナビリティに関する議論の深化
  • サステナビリティ委員会の活動報告を踏まえた議論
    (カーボンニュートラル関連、ESG関連の情報開示)
課題③ 取締役会としての監督機能の強化
次世代リーダー層の育成・発掘、意識向上
  • ガバナンス強化に向けた議論
  • 監査等委員会設置会社への移行
  • 社外取締役と部門長・次世代リーダー層との面談・ディスカッションの実施

2023年取締役会実効性評価

  • 実施時期:2023年12月
  • 実行性評価の方法:自社アンケート(記名式、選択式、記述式)
  • 対象者:計11名(取締役8名、監査役3名) ※アンケート実施時点

2023年に実施した取締役会実効性評価においては、取締役会の役割・構成・運用状況等について、いずれも肯定的な評価が得られており、取締役会の実効性は確保されていると認識しています。また、2022年の取締役会実効性評価で抽出された課題に対し、2023年の取組み(上段参照)を着実に実施したことで、各課題についての評価は大きく改善したことが確認されました。

2023年の実行性評価で抽出された課題点 2024年の取組み
課題① 重要投資案件等に関するモニタリングの実効性向上
  • 前年に作成した重要投資案件等の一覧表を活用し、計画に対する進捗状況について監督を強化する。また、重要度の高い課題やリスクについて、取締役会等において議論を行う。
課題② 監査等委員会設置会社への移行目的に沿った取締役会のアジェンダ設定
  • 重要課題(後継者計画・サステナビリティ関連・事業ポートフォリオ等)について、計画的にアジェンダを設定し、取締役会において議論を行う。
課題③ 次期中期経営計画の策定プロセスの見直しと議論の充実化
  • 策定の早期段階から、取締役会メンバーにおいて繰り返し議論する。
  • 社外取締役に対しては、社内議論の検討経緯について適宜情報共有を図り、意見を織り込みながら策定を進める。