目指す姿を実現するためのマテリアリティを特定
私たちは、持続可能な当社のあり方を「サステナブル 経営」としてまとめ、これを推進するためにステークホルダーの皆様との「7つの約束」を定めました。この7つの約束を実践する上で、「VISION 2030」における目指す姿と現状とのギャップを長期的な視点で洗い出し、その中からステークホルダーの皆様への影響度と自社への影響度が特に大きい重要課題を「マテリアリティ」として特定しました。このマテリアリティに対する第4次中期 経営計画期間中の具体的な取組みとマイルストーンを「KPI」として定めています。
私たちは、マテリアリティに対して、KPIを設けて真摯に取り組むことで、サステナブル経営を推進する7つの約束を実践していきます。KPIについては取締役会で定期的に進捗管理を行っており、未達の項目があれば対策を講じていきます。このKPIの達成状況については継続的に開示を行い、これをベースとしたステークホルダーの皆様との建設的な対話の充実に努めてまいります。
7つの約束とマテリアリティ
7つの約束
マテリアリティ
1
社会課題解決に貢献する
事業を展開すること
事業を展開すること
- 戦略ドメインを中心とした社会課題解決型事業の拡大
- イノベーションの促進
- 成長基盤を強固にする知的財産戦略の強化
2
環境への負荷低減を意識した
事業活動を行うこと
事業活動を行うこと
- エネルギー効率の向上とCO2などの排出物削減と管理
- 化学物質の適正管理
3
安全・安定操業を通じた
信頼の確保に努めること
信頼の確保に努めること
- 地域に配慮した工場の保安・防災
- 顧客への責任ある安定供給
4
高い倫理観を持った
透明性ある経営を実践すること
透明性ある経営を実践すること
- コーポレート・ガバナンスとリスクマネジメントの強化
- コンプライアンス
- ステークホルダーとの透明で責任あるコミュニケーション
5
多様な人財がいきいきと
働くことのできる環境を提供すること
働くことのできる環境を提供すること
- 従業員の安全衛生
- サステナブル経営を支える人財開発・採用
- 従業員エンゲージメント向上と働きやすい職場づくりによる生産性向上
6
責任あるサプライチェーン
マネジメントを推進すること
マネジメントを推進すること
- CSR調達の推進
7
「稼ぐ力」を強化すること
- 安定的な利益創出のための事業ポートフォリオ最適化
- 工場の生産性向上・効率化の追求
KPI一覧
マテリアリティに対するKPI
2024年時点の目標
1
冷凍機油原料の販売数量の伸び率(2021年実績比)
17%以上増加
2
3
研究開発における外部機関との協業件数
10件以上/年
4
GHG排出量(CO2換算)
2017年度比30%削減(2030年目標)
4
エネルギー原単位
年1%以上改善
5
産業廃棄物最終埋立処分量
廃棄物発生量の1%以下
6
スマート保安の計画的な導入
計画通りの導入を達成
7
生産計画の達成状況
計画通りの生産を達成
8
リスクマップによる重要リスクの抽出とその対策の実施
計画通りに実施
9
全事業場へのコンプライアンス教育研修実施回数
5回以上/年
10
投資家との面談回数
220回以上/年
11
社員休業労働災害件数
0件
12
総合職に占める女性社員比率
15%以上
12
採用者(3年未満)の離職率
10%以下
13
エンゲージメント調査のスコア
10%以上改善
13
年次有給休暇取得率
80%以上
14
主原料のCSRアンケート調査のカバー率(購入額ベース)
70%以上
15
主力製品(機能性材料+電子材料)の営業利益
141億円以上
15
ROE
15%以上
16
高度制御システムの導入による生産性向上
計画通りに導入し生産性が向上
16
DX関連の導入進捗状況
計画通りの導入を達成
(注)マテリアリティNo.⑮のみ連結、①~⑭、⑯は単体 営業利益は本社費用除く